がん終末期-QOLを考える
皆さんこんばんは。
今日は早番終わったあと下越病院主催で
倫理事例検討会というものに参加してきました。
簡単に言うと職種は問わずに患者、利用者の事例について考えるというものでした。
この広告をみたときこれだ!と思いなんとか申し込み間に合いました。
今回の事例は70代女性。肺ガンで余命半年と告知されている。慢性疾患治療中(人口透析)の夫と2人暮らし。様々な事情があって…
『在宅か病院かホスピスか…』で本人、家族が悩んでるケースでした。
ちなみにホスピスとは私もあまり耳にしたことがなかったので調べてみました。
ホスピスとは…
悪性の疾患にかかり,治癒の可能性がなく,進行した状態あるいは末期の状態にある患者とその家族が,死までの残された時間に意味を見つけ,その時間を十分に生きることを可能にするための,思いやりのある広範囲なケアをホスピス・ケアhospice careという。こうしたケアは,在宅でも入院でも行えるが,このための特別の施設をホスピスという。もともとはこの語は,巡礼者の宿泊所を意味した。
今回のケースについて21人が三つの班に分かれてロールプレイもしつつどんなことができるのかを話し合いました。
ロールプレイはこんな感じでした。
私は長女の旦那役(笑)
ロールプレイだったらこんな立場に出くわしたらどうしようと考えました。
末期の本人はしたいこともあるが、痛みの緩和もしたい。
しかし、それこそ薬を追加すると悪くなってる患者のようで嫌
連れ合いにはそばにいてほしいが、慢性疾患もあり負担をかけてしまう気持ちから自分の本心とは離れるもホスピスにいった方がよいのでは?
と考える。
それを遠方に住んでる2人の子供夫婦が見守る。
そんな構図でした。
末期の女性は社交な面もあるが、どこか遠慮がちな性格。
それ故なのか家族の絆としてもちょっとばらばら感がある設定。
私や班の人が感じたのは
70代の末期の女性はまだ死に直面する気持ちの整理ができていない、どうしたいのかという軸がはっきりしていない。それを支援する家族もどこか遠い距離感…。
非常に難しいケースでした。本人の弱ってる気持ちもわかるからこそ。
この事例検討に答えはない。
ただ色々な方の意見を聞いたり、話す中で自分を見つめ直すことができるんじゃないかと思った。
なんか新潟×福祉コミュニティと似てますね(笑)
私の個人的な意見
家族関係の問題と本人の性格がカギを握っている事例な気がしました。
結局は過去築いてきた家族背景とその環境から生まれた自身の性格も最期を考える上で大切なのかと思いました。
死って家族と深い関係があるなと再認識。
決して
人の死を受容するって澄んだものにはならず、キレイな受容ではないけれど、その最期の在り方こそその人らしさなのかなとも勉強しました。
私はちゃんと仕事についての学びも一生懸命自分のペースでやってます笑()
短い時間だったけど、ショートに来てるケアマネさんや病院の看護士さん、医師の方とお話できて良かった。
職種は違えど同じ立場で話し合える場ってなんかイイ気分。
そんな自分の理想のコミュニティを1月もやります!
1月18日土曜東区プラザで19時~
人の気持ちを理解するには?
なんとも深い。
https://www.facebook.com/events/229703897203969/
頑張るぞー。
皆さんも一緒に学びを深めましょう。
まだ設問は未確定ですが、今考案中で今月24日には打ち出すのでよろしくお願いしますm(_ _)m